地耐力とは、地盤の「支持力」と「沈下特性」です。地盤調査で重要なことは、支持力やN値だけではなく「土質」を把握することであり、とくに沈下量に関しては支持力・N値よりも土質や堆積状況のほうが大きく影響します。そのためにはまず、地図・地盤図・地形図・既存のデータによる資料調査を行い、さらに現地調査で、地形から堆積状況を推測します。その上で、実際の測定によるデータ解析と土質のサンプリングをし、より正確性の高いものとするのです。

調査方法は、表面波(レイリー波)探査法と、スウェーデン式サウンディング(SS)試験を併用しています。SS試験は一般住宅で主流に行われている試験方法なのですが、土質を目視確認できるというメリットがある反面、支持力を貫入抵抗から換算するため、地盤のガラや礫、含水等で値が大きく左右されてしまいます。一方、表面波(レイリー波)探査法は人工震源によりレイリー波を発生させ、振動周波数の速度を測り、その分散特性を利用して地盤の密度・構成を調べるものです。非破壊方式なので安定して深度10m程度までの地盤が確認でき、正確で再現性の高い調査方法です。
以上より表面波(レイリー波)探査法を主調査法としてデータ解析をおこない、さらにSS試験により補足調査及び土質サンプリングをおこなっています。